臨月に入ってからは妊婦検診が毎週となり、子宮口が拡がるように歩くように言われていました。
妻は毎日散歩に行くようにし、お腹が大きいのでゆっくりですが、結構な距離を歩いていました。
2月の寒い時期だったので、あまりに寒い日や雪の日などは外を歩かず、ショッピングセンターの中の階段を何往復もしたりしていました。
3月7日におしるしがあり、その日の晩~翌日くらいから徐々に前駆陣痛らしきものがはじまりました。
3月8日になると陣痛間隔が徐々に短くなっていき、痛みも増していっていました。
3月9日になると陣痛がさらに激しくなり、7分間隔くらいになったので夜に一度病院に電話したのですが、5分間隔になるまで自宅で様子を見るように言われました。
その日の夜は妻はほとんど眠れず、陣痛間隔も朝方には5分くらいになってきたので再度病院に電話し、朝6時くらいに病院に行きました。
病院に行くと子宮口はまだ2センチだと言われ、入院することになりました。
個室が空いておらず、大部屋で付添は出来ないため、私はいったん帰宅することになりました。
帰宅して少しした9時ごろ妻から電話があり、妻が寝ておらず、体力の消耗が激しいため、陣痛促進剤を使うことになったので、病院に来るように言われて再度病院へ向かいました。
病院につくと妻は陣痛室にいて、点滴と陣痛促進剤の投与をはじめるところでした。
陣痛促進剤の投与が始まってからは陣痛がどんどん進み、子宮口も広がっていっていました。
やがて破水し、さらに陣痛が強くなっていって妻はかなり痛そうにしていました。
15時半に陣痛室から分娩室に移動することになり、準備があるので私は少し待つように言われ、妻は助産師さんに連れられて分娩室に向かいました。
分娩室に入ってからは比較的スムースだったようで、20分ちょっとで赤ちゃんが生まれました。
朝から陣痛室にいて分娩室からの叫び声が聞こえてきていたので、妻も相当いたがるかと思っていたのですが、叫んだりはしませんでした。
生まれると私がへその緒を切りますかと聞かれて切りました。
へその緒って白いのだと初めて知りました。
切るときの感触は何かコリッとした感じでした。
カンガルーケアで生まれてすぐに母親のおっぱいのところに赤ちゃんを持っていき、抱いていると赤ちゃんはおっぱいを吸おうとしていました。
妻は終わったことに安堵したと言っていました。
その後、赤ちゃんの体重や身長などを測ったりし、胎盤が出てきたのを見せてもらいました。
その間、妻は切れた部分をお医者さんに縫ってもらっていました。
普通だと切れると痛いでしょうが、出産のときの痛みで切れていることも気づかないもののようで、縫うのも麻酔なしで縫っても痛みを感じないくらいみたいでした。
出産が終わって分娩室から陣痛室に移動すると、個室が空いたと言われて大部屋から個室に移れるため私も病室の中に入れました。
面会可能時間の20時まで病室にいた後、私は帰宅しましたが、さすがに疲れたのか帰宅してそのままぐっすり眠ってしまいました。